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メガネストの読書日記

眼鏡好きのメガネストが、読書日記をつける

本上まなみ『めがね日和』

エッセイ

 

めがね日和 (集英社文庫)

めがね日和 (集英社文庫)

 

  へもいほんじょのへもい日常

 

 ということで今回は、本上まなみ『めがね日和』(集英社文庫です。

 元祖癒し系などと言われ、グラビアアイドルとして活躍した彼女ですが、エッセイストとしても素晴らしい才能を持っているのです。

 僕が本上まなみの作品に出会ったのは、彼女の短歌が最初であったように思います。どんな短歌だったかは忘れてしまいましたが、鶯まなみ名義で発表された短歌を見かけて、そのあと書店でエッセイを見かけて……という流れだったように記憶しています。

 本書『めがね日和』は、そんな風にして手に取った最初の一冊になります。それだけに思い出深く、今回のように時々読み返すのですが、いつ読んでもいいですね

 彼女のエッセイはどれも肌触りがいいというか、読んでいて落ち着くものが多いように思います。解説で森見登美彦氏も言及していますが、『大好きメンチ』というエッセイには、メンチカツを世界で一番おいしく食べられるシチュエーションの一つが、衒いのない文章で書かれていますし、文章から彼女の人柄がにじみ出ているような、そんなエッセイに仕上がっているように思います。少し寒い夜にあったかい飲み物を飲みながら読みたいような、そんな一冊だと思います。