北大路公子『苦手図鑑』
私の苦手がここにはある
というわけで今回は、北大路公子『苦手図鑑』(角川文庫)です。
コミカルなエッセイの名手による、脱力系エッセイです。お風呂なんかで読むのがいいかと。
個人的には『借りられ女の悲劇』、『出てこない問題』、『おでんの記憶』あたりは全力でお薦めしたいところ。
エッセイとしてはやや冗長な文章であるようにも思えるのですが、このだらけた雰囲気と、内容の脱力感がいい具合にマッチしていて、これはこれでいいんじゃないかとも思います。あれですね、のりしお味のポテチとコーラでもお供にして、だらだら読みたい所存。