森晶麿『虚構日記』
1秒の中に1億の虚構がありその1億分の1の中に1億の真実がある
というわけで今回は、森晶麿『虚構日記』(PHP研究所)です。感想のテンプレが全然定まってませんね。いまだ試行錯誤中です。
森晶麿といえば『黒猫の遊歩あるいは美学講義』(ハヤカワ文庫JA)をはじめとする《黒猫》シリーズの作者ですが、本作は日記であったり小説であったりと、様々な虚構を詰め込んだ一冊となっております。
作者はTwitterでよくつぶやいていますが、なんていうか、うん。大体この本に書いてある感じのことをつぶやいていますね。嘘です、ちょっと大げさに言いました。Twitterの面白風味のところだけ抜き出したような本、という印象です。
最初に触りだけ読んだときの感想は、
という感じだったと思います。あれも虚実入り混じった、日記(のような物語)でしたし、同じようにして楽しむのがいいのかな、と思います。実際、僕は同じようにして楽しみました。また、こういう本はあまり深いことを考えずに読むのがいいと思うので、小難しい本を読んだあとなんかにもおすすめです。