メガネストの読書日記

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渡瀬草一郎『空ノ鐘の響く惑星で』

 

空ノ鐘の響く惑星で (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で (電撃文庫)

 

 

 

  五冊目は渡瀬草一郎ライトノベル空ノ鐘の響く惑星でです。

 初版発行が2003年、実に十三年前なわけですが――十三年前って、嘘やろ?ついこないだアテネオリンピックが終わったばっかりやんけ……いつの間に十年以上も経ったんだ……

 奥付からやって来た衝撃はさておくとして、本作は再読となります。たしか、発売当初に読んで、それきり部屋の本棚のいいところにしまってあったんじゃないかな。それを今回引っ張り出してきての再読となります。

 

 なんで改めて読んでみようと思ったのかと言いますと、この夏、宇野朴人『《ねじ巻精霊戦記》天鏡のアルデラミン』(電撃文庫というライトノベルがアニメになるのですが、これが戦記ものでありまして。電撃文庫で、戦記もの、といえば本作だろうと。

 本作はシリーズもので、外伝も含めると全十三冊ライトノベルとしても比較的長いシリーズではないかと思います。もっとも、これ以上に長いシリーズものも多くあるわけですが) という長さであるため、なかなか再読に踏み切れずにいたのですが、そういう事情もあって、改めて読んでみようと思った次第であります。

 

 で、改めて読んでみた結果……うん、内容全ッ然覚えてないね。以前読破したはずなのに、覚えてないわ(^^;)老化かな?

 僕の老いはともかくとして、とりあえず一巻を読んだ感想。

 やっぱり、こういう作品はもっと多くの人に読まれてほしいな、と思いました。

 派手さはないものの、誠実に進んでいく物語、骨太な舞台設定、それらを支える屋台骨のような文章。どれもが一級品です。

 アニメになるような尖った魅力があるかといえば、そうではないかもしれませんが、地道で誠実な物語には、根強くファンがつくという持論がある僕としては、この作品は誠実な物語を求める人にこそ読んでほしいと感じます。宇野朴人『《ねじ巻精霊戦記》天鏡のアルデラミン』(電撃文庫を読んで、戦記ものに興味を持った方はこちらを手に取っていただけると嬉しいです。

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